プログラミング学習における 実用 と 基礎 のちがい

プログラミング学習における 実用 と 基礎 のちがい – メディアデザイン実習Jプログラミングの基礎のところって、わかりにくいし、くどくどと話が続くし、実用性があるのか怪しいし、ちょっと退屈だなーと思いませんか?

僕も、プログラミングで新しいことに挑戦するとき、ちまちまと「お勉強」しないといけなかったら、そう感じることがあります。

実用とはつまり「応用」のことです。
「基礎があれば、応用は利く」なんて言い方をすることがあります。
これはちょっとうさんくさい言葉に思えますよね。
小中高と勉強してきたことのすべてが、今 そして未来の役に立つなんて、あまり信じられないですよね。

でも僕はWebの仕事をしていて結果的に「基礎が応用につながった」という経験が実際に自分の中にあるので、新しく勉強を始めることに退屈よりもワクワクを感じるほうが大きいんです。
基礎が退屈でたまらない、と感じる方は、もしかしたら「基礎と応用がつながる感覚」をまだ実感できていないのかもしれません。

この感覚をなるべく早く皆さんにお伝えしたいと思っています。

 

実は実用的な技術・知識というのは、ネットで解説記事をググって説明通りにステップバイステップでやれば誰でもわりと簡単に得られるんです。
たとえば… サイトの画像をまとめてスライドショーにしたい、というとき、

このコードをコピペすれば、こういうjQueryプラグインが動きます

とブログ記事に書いてあれば、おそらく皆さんは出来てしまう。やりたいことをやれるようになるのは本来すごく簡単なはずなんです。

ただ、その前に、HTMLとは何か、jQueryとは何かは最低限わかっていないといけないですよね。1〜2年で学習してきた「基礎」が必要になる瞬間です。
実用・応用とはちがって、基礎のところは「概念・イメージ」を自分で噛み砕いて理解しないといけません。これには結構時間が掛かるのです。

 

つまり、実用的なことをググって調べられれば、特に何の問題もなく、やりたいことができてしまいます。
ただし、どういう手順・方針で考えて、何を調べればいいのかがわからないと、調べられない。方向が間違っていると、間違った所にしか辿りつけない。
そこに必要なのは、基礎的な概念です
その概念・イメージのところを、教える側は授業で伝えたいのです。
概念・イメージが自分の中にあれば、その先の応用的なことは自分でできます。
逆に言うと、自分でできるようになってもらわないと、大学は一生面倒を見てあげられるわけではないので、末端の実用的なことばかりを扱う教育というのは無責任だと思うんです。

方向さえわかれば、きっと皆さんは自分の力で進み、飛翔できるでしょう。
大学教育とは、その方向を照らしてあげることだと思うのです。

 

もちろん、基礎的なことばかりやっていては一向にラチがあかない。つまらない。頭でっかちになる。
だから、実用的な内容とのバランスをとるべきだと思っています。

もしかしたら、第4回までの授業を行った時点での私(入江)のバランス感覚は、実用よりも基礎に寄りすぎていたのかもしれません。それは反省したいと思います。
これからはもう少し実用的なことを増やすよう心がけたいと思います。
そして、学生の皆さんは、基礎の部分にももう少し我慢しながらプログラミングに取り組んでみてください。

そう遠くない未来に「基礎と応用がつながる」「自分と社会がつながる」経験が必ず待っています




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